<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 秦中吟十首 輕肥>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 漢文有假名>
<style2: 日本漢文訓讀附假名標注>
<TranslatedTitle: 輕肥>
<BookPage: 141-142>
<UsedPage: 2>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
意氣驕滿路，
鞍馬光照塵。
借問何爲者，
人稱是內臣。
朱紱皆大夫，
紫綬或將軍。
誇赴軍中宴，
走馬去如雲。
尊罍溢九醞，
水陸羅八珍。
果擘洞庭橘，
膾切天池鱗。
食飽心自若，
酒酣氣益振。
是歲江南旱，
衢州人食人。
<End Poem>
<Translation>
意氣（いき）驕（おご）りて路（みち）に滿（み）ち、鞍馬（あんば）光（かがり）いて塵（ちり）を照（て）らす。借問（しゃもん）す「何（なん）する者（もの）ぞ」と、人（ひと）は稱（しょう）す「これ内臣（ないしん）なり」と。朱紱（しゅふつ）みんな大夫（たいふ）、紫綬（しじゅ）はあるひは將軍（しゃうぐん）。誇（ほこ）りて軍中（ぐんちゅう）の宴（えん）に赴（おもむ）き、馬（うま）を起（おこ）らせ去（さ）ること雲（くも）のごとし。罇罍（そんらい）に九醞（きうをん）溢（あふ）れ、水陸（すいりく）と八珍（はつちん）を羅（つち）ぬ。果（くわ）は洞庭（どうてい）の橘（たちばな）を擘（つんざ）き、鱠（なます）は天池（てんち）の鱗（りん）を切（き）る。酒酣（さけたけはな）にして氣（き）ますます振（ふる）ふ。是歳（このとし） 江南（かうなん）旱（ひでり）し、衢州（くしう）人（ひと） 人（ひと）を食（くら）ふ。
<End Translation>